秋本治『いいゆだね!』第1巻

2019年2月16日

初掲載から24年かかって、遂に単行本化。間が空きすぎだろ! というツッコミは野暮なので辞めときます。

平成6年

銭湯「熊乃湯」に、ブラジルから日系三世の美女マリアがやってきた。マリアはブラジルで熊五郎と結婚したが、金脈探しでまた山に向かってしまい、そのまま彼女が日本に来ることに。しかし、熊乃湯は廃業寸前で、祖父の虎五郎と鷹織は銭湯をつぶしてマンションにしようとしていたが、マリアの一喝で見事に話はお流れに。彼女のおかげで熊乃湯はまた活気を取り戻すことに。

絵柄が現在と比べると違和感を感じるが(何せ20年以上休載してたので……それについては後述)、その一方でバブル期の名残を感じさせる話も。とはいえ、東京は今でも変わるところは変わっているんだよなぁ。田舎町とはえらい違いです。

平成29年~平成30年

しかし、秋本先生は3話分を描いた後で、平成9年にはこち亀がアニメ化されるなどで忙しくなり、いつしか掲載されなくなりました。そしてこち亀が終了したのと同時にウルトラジャンプで連載再開となりました。

連載再開に当たって、漠然と「下町」としていた熊乃湯の場所を東向島にしたうえで、AIやスマホゲー、果ては保育所の問題など、世相をがっつりと取り入れてます。こち亀のDNAをそのまま引き継いだなぁオイ。ってかじいさん、経営がトントンのわりに1000万課金するよなぁ……。って、しばらく前までガ〇フ〇やっていた自分が言えたことじゃないけど(^^;。

ホントに忘れてなかったんだなぁ

平成初期に連載を開始し、平成末期に連載を再開させたせいもあって、ギャップを感じるところはあるが、秋本先生はマリアと熊乃湯のことを片時も忘れてなかったんだなぁと改めて実感しました。Mr.Cliceもこち亀の連載終了とともにシリーズ連載を再開したし、こちらもいつかまとめて全部読んでみたいです。

雑誌連載のほうも読んでみたいけど、不定期連載なので何かの機会に定期購読出来ればなぁと……。終末のハーレムのスピンオフをやっているみたいだし、これを機に定期購読してみようかなぁ。

秋本 治
集英社 (2018-04-19)
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