知るかバカうどん『君に愛されて痛かった』第3巻

これほどまでにa crowd of rebellion(新潟から全国区になったオルタナティブ・ロックバンド)の『Ill』が似合う漫画はない! 「重さ」は、さらに加速していく……。

(以下、ネタバレ注意)

鳴海とその一味に襲われた一花が学校に戻ってきた。しかし、一花は襲われたときのことを突如思い出すなど、その時の光景が脳裏に焼き付いていた。

それだけではない。学校に一花の居場所はどこにもなかった。彼女の居る場所に居たのは、一花がいじめのターゲットとしていたかなえだった……。

一見順調に見える寛とかなえだったが、裏では寛にちらつく元カノの影にかなえの偽りの親友たちの想いが交錯している。幸せそうだったかなえだったが、勉強していないことが原因で親から家をつまみ出される。そして、寛は肩を壊したことが原因で野球部での立場が危うくなる。

家を追い出されたかなえ、野球部で伸び悩む寛。そして、かなえは思い切った行動に出るのだが、このことが一体どんな結末を迎えるのか……。

新たなる電子書籍のレーベルの顔となることも決まったこの作品も、いよいよ折り返し地点に突入。どのような結末になるか、気になるところ。次巻予告では完結に向かいそうな雰囲気だが……?

第1話の冒頭でわかっていると思うが、かなえは誰かに殺され、寛は警察に捕まり……。怖いけど、もっと先が見たい!

最後に、単行本で追っている自分としては、なかなか第3巻が発売されないことにヤキモキしていました。しかし、あとがきを読んでようやくその理由がわかりました。レーベルの代表作となることが決まった以上は、11月に次の単行本が出ることを願ってやみません。

知るかバカうどん
新潮社 (2019-06-08)
売り上げランキング: 591