沙村広明『波よ聞いてくれ』第1巻

2018年11月14日

(原文公開:2015年5月末頃。2016年1月13日に『妖怪番長』第1巻の掲載時にセットで載せていたものを加筆したうえで公開)

失恋して貯金をすっ飛ばしたカレー屋の店員・鼓田ミナレ(25)が酒の席で管を巻いたのはラジオ局のディレクター。しかもその時の会話を録音されたせいで、仕事をすっぽかしてラジオ局に殴りこみ。

そのことが原因でミナレはラジオの仕事に携わるようになるが、本業のカレー屋は店長に怒られることが日常茶飯事。一度はクビになるも、店長がシャレにならない事態になってカムバックするのだが……。第2巻ではついにラジオDJデビューとなるのだが、それがとんでもない方向に向かおうとは彼女自身も知らなかった。

貯金をふっとばされ、男に捨てられ、店も首になるわで破滅型人生を歩んでいるヒロインが無茶苦茶すぎる。それに加えて周囲の人物もゲイなカレー屋店長を始め、どいつもこいつもアクが強すぎる。ディレクターの麻藤に至っては前作の主人公を中年にした感じでした。果たして第1回放送はどうなることか……それは次の巻までのお楽しみ。

余談ですが(紙の書籍限定)、カバーを外すと第7話で子ども大受け、母親はは写メ撮ってブログにそれをアップして「ドン引きでした」とコメした「ボイジャーの不人気メニュー」が出てます。どれもこれも食いたくねぇよw

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
沙村 広明
講談社 (2015-05-22)
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