江國滋『おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒―江国滋闘病日記』

2019年2月17日

Facebookページの変更リクエストを申し込んだら、2回ともはねられました。そのため、以前のブログのタイトルをそのまま引き継ぐ羽目になりました……。非常に申し訳ないです。

最近は自宅に戻ったら本を読んだり、『孤独のグルメ』を見たりしています。特に熱心に読んでいる本が『おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒』です。

作者は作家の江國香織の父親に当たる江國滋で、俳人として、エッセイストとして有名な方でした。俳句に関しては誰にも師事することがなかったものの、知り合いの俳人がその代わりだったのは否めません。食道癌という大病に罹り、死に至るまで詠んだ俳句はおよそ500句。茶魔語論争の火種を付けた筆者は、最後は俳人としての生を全うしたな……としか言いようがありません。

時には痛みで自由を奪われ、医者に不満を漏らし、なおかつ俳句だけは詠み続ける……。最後の晴れ舞台を経て、死に至るまで、徹底的に俳人として生き抜いた作者の姿は目頭が熱くなります。

病を経験したものだからこそ、できるものがある。それならば、慢性的な眼病になりそうな自分もそうするまで。……というか、今週の土曜の再検査次第ではどうなることやら。生きる望みができればいいけど。車の免許が取れるか心配だなぁ。

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