冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』

2019年3月14日

熊倉隆敏先生の漫画版をちょっとだけ読んでいたのをきっかけに、原作ではどうなっていたのか気になり購入。作者初の現代劇であり、ミステリーだが、最後までどうなるか心配しながら一気に読んでしまいました。

(以下、ネタバレ含む)

廃病院に集まった12人の子ども達。彼らの目的はただ一つ、「安楽死」するためだった。その目的で12人が集まり、決を採ってそのまま安楽死する「はず」だった。だが、決を採るための部屋にあった「13人目」が、次第に彼らを狂わせていく。

12人それぞれの言い分が交錯し、安楽死をするためだった12人の結束は乱れていく。会議は踊り、紛糾していく。その中で誰もが「死にたくない」と心の内を叫び……。

冲方作品としては初となる現代もので、なおかつミステリーとなると不安があったが(自分は冲方作品は『天地明察』と『光圀伝』を読んでいました)、最後はいい方向に向かっていったので自分としては良かったかと。……一気に読んだので、上手い感想が書けずに申し訳ないです。

先に漫画版をGood! アフタヌーンで読んでいたのでラストは分かっていたのですが、読後感がとてもよかったです。映画版では橋本環奈が出てるので、やっているうちに見ておこうかなぁ……。

熊倉隆敏 冲方丁
講談社
売り上げランキング: 131,697